8月10日(金) 3日目 〜祖谷渓に立つクールなアイツ〜
指輪と吸殻
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午前5時起床。
夜中にキャンプ場の入り口あたりに若者がやってきて騒いでいたらしく、
それでちょっと目を覚ましたが、ほとんど気にならず、結局朝まで熟睡できた。
予想外の熟睡に体も軽い。

この様子だと、自分にとって野宿はあまり苦にはならないものになりそうだ。

キャンプの朝らしい、とても清々しい朝。
散歩がてら昨日の展望台に上る。

朝日が高松市内を照らし、とっても綺麗。


なんだけど…

いかんせんポイ捨てされた吸殻が多くて見栄えが悪い
こりゃ夜景なら吸殻は見えなくていいが、せっかくの景色が台無しだなぁ。

と、言う事で…

指輪探し兼ゴミ拾い大作戦、決行!!!

足元に視線を落とすついでに、片っ端から吸殻を拾っていく
すると…

こんなに吸殻!!(展望台の頂上部分のみだけで)


量の多さに相棒もびっくりですよ!!
こんな景色のいいところに、こんなに似合わない物よく平気で捨てられるな!!(怒)

と、憤りを感じながら吸殻を拾っていると…

排水用の穴の中に指輪を発見!!
作戦成功( ̄∀ ̄)bビシッ!
残りの吸殻をついでに拾ったあと、 彼氏と「もし見つかった場合には」と約束していた場所に、
一言メッセージを加えて置く。
合ってるといいけど…


そんなこんなで午前6時
朝食は適当にコンビニで買うとして、
とりあえず朝一番はコーヒーからでしょ。O(≧∇≦)O
ってことで、湯を沸かしてコーヒーを淹れながら、片付けを始める。

夜露をはらうため、フライシートを干し、コーヒーを啜る。
明るくなってから見ると、一層良く整備されたキャンプ場だということが分かる。

これで無料なのだからきっと週末になると利用客が…ふえるのかな?…。 笑

午前8時
ちょっとのんびりしすぎたようだけど、ようやく出発の準備が整う。
キャンプサイトから車両の乗り入れができる場所までは歩いて5分ほど。
二輪なら、荷物を積む間だけ中に入れさせてもらうことも出来るかも知れないけど…
多分それは交渉次第 笑。
混雑してなければ、おそらくOKなんじゃないかな?

自分は荷物を積み終わった時になって管理人さんに

「バイクなら上まで行って積んできたらよかったのに。」
と言われたもんだから、ちょっと損した気分(´_`)。。

でも、管理人のおじさんは気のいいおじさんだったので、少し立ち話をしたあと出発!
今晩は徳島の友達の家で仲間たちと集まって酒盛りなもんだから気分もノリノリで…

旅・3日目の始まり、始まり〜♪


なめたらいかん!?
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キャンプ場を出発したら、すぐに近くのコインランドリーに立ち寄り、
キャンプ場で手洗いしてきたタオルを乾燥機に突っ込む。
洗濯はコインランドリーでせずにキャンプ場で手洗いして、振り回して脱水しておくのがミソ 笑
節約、節約。

乾かしている間にローソンで朝ご飯を食す。
よく食べている惣菜パンが、いつもより美味く感じる(≧∀≦)!

さて朝食も終わり、乾燥させた…つもりだけど若干湿ったタオル(笑)をかばんに引っ掛けて
自然乾燥させながら、まずは五色台スカイラインを目指す。

ルートは香33から香16につないで大崎ノ鼻側から一気に五色台スカイラインを南向きに上って行き、
坂出に抜ける予定で香33を走る。

まぁ、田舎の道だし、ほぼ直進だから余裕だろ(´∀`)♪
ってことで、ロクに地図も見ないで道なりにまっすぐ五色台へ。

今日もかなりいい天気で、気温も朝からグングンと上がっている模様。
とにかく暑い!!

さてさて、道は若干混みながらも、田んぼや畑の間を真っ直ぐに進む。
このまま香16を真っ直ぐいけば10km弱で大崎ノ鼻につくはず♪♪

…と。
走りつづけてどれくらい走っただろうかというとき、とんでもない標識がぶっきーの目に飛び込んでくる!!


「国分寺 → 」

…!?

香16海沿いだから、右折したらすぐ海に出るはず!
国分寺!?っていうと…


Σ(;ノ ̄□ ̄)ノ!?

まさか…!?


はい、そうですね。
毎度おなじみ、ぶっきー得意の道間違い
香16を進んでるつもりで香33を南西へR11とかちあうところまで爆進してました(; ̄∀ ̄)

早く気づけよって話しだよなぁ〜。

仕方ないからすぐさまUターン
これまたしっかり地図を見もせずに、「香16の分岐で左折でOK♪」なんて軽いノリで元来た道を戻る…

…からまた同じことするんだよね(=∀=)
当然のように今度は香16の分岐をばっちり…

通過。 笑

結局適当にリカバリーをしようとして、行ったり来たりで無駄に時間を過ごすのが、
ぶっきー流ツーリングってことで確立しちゃうしかなさそうだな 笑

そんなこんなで、ようやく五色台に到着したのはもう11時にもなろうかという時間(^^;)

でも…
五色台スカイラインは景色も良くて、きれいなコーナーが次々と向かってきては、
絵本のページをめくるみたいに次の景色に変わっていく。
天気も良くてホントに最高の道だった(≧∀≦)


五色台を抜けると、今は坂出に住んでいる、小・中学校とよく遊んだ友達の家へ少し寄り道、
本人は実は東京の大学に行っていて家にはいなかったのだが、
そこのおばちゃんとおじちゃんに久しぶりに会い、いろいろと話をする。

バイクがあったからこそこの場にこれて、久しぶりにおばちゃんたちに会えたと思うと、
やっぱりバイクという乗り物に出会えたことに感謝しないといけないなとも思う。


さてさて、ちゃっかりとそこのおばちゃんに昼飯に讃岐うどんをご馳走になり、
意気揚々と次の目的地へと出発する。

ホントに自分の旅を支えてくれて、「気をつけてね」とか「がんばってね」という一声を掛けてくれる人々に
感謝の気持ちでいっぱいだ。


でっかい木!?
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午後1時 再出発。
坂出を出発したら、今度は少し海沿いから離れて南へ、山奥をめざす!
四国観光っていうとよく聞く「大歩危」「小歩危」なんてのを目指してみることに。

R438を南へ下ってR192を西へ行ってR311っという流れで一気に走る。
なんせ今晩は徳島市内に行かないといけないから、時間がかなり押してるんだよね(^∀^;)

R438はとても走りやすくて気持ちがいい。
交通量も少なく、予想以上に快走できたもんだから、いい気になって少し道草♪
午後2時前道の駅「ことなみ」で少し休憩することにする。

たまたま同じ時に休憩していた静岡ナンバーのハーレーに乗った兄ちゃんと少し話をする。
自然に挨拶を交わし、お互いの旅の経緯について話をする。
道路やイベントの情報を交換してたりして盛り上がる。

人見知りしない人間というわけではない自分だが、ごく当たり前に、初対面の人にでも話し掛けられる
今までにはない感覚だけど、この感覚がたまらなく人間として充実しているとも思う。
バイクというつながりだけで初めて出会う人を一気に「仲間」という枠で捉えられる
これはホントすばらしいことだと思う。

しばらく話をして、「それではお気をつけて」と何事もなかったように去る。
自分も水分補給を済ませて、さらに道を進むとする。

この後、R192に向けて少し行ったところに、三頭トンネルっていう名前のながーいトンネルがあって、
それがまた夏の体に優しいのなんの!!
ひんやりと冷たい空気で、出口付近まで走りつづけると寒くすら感じるぐらい涼しい!!
夏のツーリングにはオススメなトンネル! 笑

R192は吉野川に沿った道で、川の煌めきがなんとも美しい道ではあるんだけど…
若干車が多かったように思う。

ホントは一気に大歩危まで行くつもりだったけど、道端に気になる看板を見つけてしまい、
ここでも少し道草♪

「加茂の大クス」

大きい木とあれば見ないわけにはいかないでしょ〜(´∀`)♪
早速脇道に入り、ウロウロと探している時間もないので、手っ取り早く近所の人に聞くことにする。

辺りを見回して…おっ!小学生ぐらいの少年達発見
すかさず寄っていって質問。
…って言っても、小学生だし「大クス」なんて言っても分からんかもな (´ー`)
と思い、気を利かせてこんな風に聞いてみることに。

  ぶっきー:「ちょっといいかな? この辺にでっかい木ってある?」

すると…

  少年A:「は?

  ぶっきー:(年上の人に対して、は?はねーだろ^^; )←心の声
        「いやね、この辺にでっかい木ってあるよね?」

  少年A:「何??

  ぶっきー:(あ、「でっかい」ってのが方言で通じないのか!!よし。)
        「大きい木!この辺りにあるよね?それどこにあるか知らない?」

  少年A:「???

  少年B:「大クスのこと?あっちにあるよ!

ふり返るとそのすぐ先に大クスがそびえ立つ。

  ぶっきー:「おー!それそれ!ありがとう!!」


って…

Σ(; ̄□ ̄)!!!
今のじゃ完全に俺が「大クス」って言う名前を知らないアホな兄ちゃんじゃねーか!
しかも黙って走ってりゃ数十メートル後に見える場所の道を尋ねるとか…アホくせ(=∀=)笑

まぁ、そんなエピソードもありながら、
午後2時40分ごろ、大クスに到着

なんつーか…でけぇ!!

毎度のことながらあまりにでか過ぎてカメラの画に入りきらんので、
ずーっと下がってアングルを探す。

ど、どーんと、これが大クス!!



大きさは下に立ってる自分が身長180cmのガッチリめと考えてもらって推測してくだされ!


ちなみに一見スマートに見える写真だけど、シャッター押して10秒間ダッシュしたせいで、
木の下に立っている人は肩で息をしているというのは内緒にしておいてください。 笑


大歩危・小歩危に天然ボケ
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大クスを後にして、再びR192を西へ。
この辺りはほとんど直進でOKなのでそのままR311へとつなぎ、リバーサイドを走る。
徐々に河原が岩肌に変化してきて、いよいよ渓谷という雰囲気が出てくると、
水の色もかなりエメラルドグリーンのような色に変化してくる。



たかが渓流だけど、やはり観光スポットになるだけはあって美しい

川の流れに逆らうように流れていく景色がまた心地よいので、この辺りは足を止めずに
小歩危・大歩危を横目に見ながらひた走る。

時折急流下りツアーのような、ボートが流れて行くのが見えるが、これがまたうらやましい!!
いつかやってみたいと思ってみたり。

大歩危と過ぎると、今度は徳45を通りかずら橋へ。

いよいよ山深い道に「かずら橋」という無数の道案内
「かずら橋入口」なんて書かれている場所には…橋らしきものはまったくないぞ(〜∀〜)?

かずら橋…かずら橋…??

ちなみにこのときのぶっきーのかずら橋のイメージは、渓谷の高いところに掛かる細い吊り橋
当然上ばかり見上げて探していたんだけど…
ふと下の方からする子ども達の声に気づき、視線を落としてみると…



Σ(; ̄□ ̄)!!

かずら橋ってつまり、あの原始的な造りが見所って話なんだね(; ̄∀ ̄)
ハイ、知りませんでした 笑。

当然ここはネタとして渡るべきなんだろうけど、
橋を渡るだけのためにお金を払うのももったいない
(ということを言い訳にして、実は高いところとか怖いものは苦手なσ(=∀=))
ので…見てるだけ〜♪ 笑

かずら橋の次は再びR311に戻るべく、今度は徳32を走る。
このルートを選んだの理由は他でもない、祖谷溪に立つ小便小僧に会うためだ。 笑

が、この道がまたえらく狭くて道路に小石やら木の枝やらが落ちていて走りにくい。
一度車につかまった日にはストレスが溜まりに溜まる…けど…

だけれども…

ストレスがピークになろうかってときに噂のアイツが現れる。
そう、こっちまでスカッとする爽快感の塊!!




小便小僧ですわ 笑
道で溜まったイライラも、この豪快な立ちシoンを見ればマジですっきり!!
豪快だぜ小僧!! 笑

そんなこんなで、気分一新、1.5車線もあるかないかのくねくね道をひた走しる。
ようやくR311へもどり、R192まで来ると時間は午後5時!!

なんてこった!このままじゃ徳島の友達の家に着く頃には…(; ̄∀ ̄)ジカンガ…

でも…やっぱりそんなのは気にしない( ̄∀ ̄)♪
どうしても脇町の「うだつの町並みを見たいので、ばっちり寄り道 笑。

古き良き町並みと近代的ワープ
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午後5時過ぎ。
夕方になりかなり交通量も多くなってきたR192をうだつの町並みのある脇町へと急ぐ。
時折すり抜けたりしながら約一時間
午後6時ごろにようやく脇町に入ると、うだつの町並みはすでに夕日に包まれる時間

保存された町並みは実に美しくて、古き良き日本を思わせ、とても落ち着く風景だ。

ただ、その歴史的なたたずまいの家の前に、普通に軽自動車が停まっていて、
いいアングルに完全に自動車が入っちゃうもんで、少し残念。

それでもなんか情緒ある風鈴を店先に掛けるお土産屋さんがあったのでパチリ。



そして一通りうだつの町並みを見た後は、これからどうするかって話しになるわけで。 笑
あまりの時間の押し具合に相棒も…



こんな感じであきれ気味 笑。

とりあえず…近くの沈下橋へ寄り道しておいて考える。 笑

基本的に今回は高速道路を使わないツーリングの予定だったので、
R192をがんばって徳島まで行く予定だったのだけど…

さすがに今の疲労状態で時間に追われながら渋滞が予想される道を走るのはいかがなものか?
という結論に達し、ついに禁じ手を使うことを決意!

徳島自動車道を脇町〜徳島で、料金は1,000円ピッタリ
さすがに高速道路は訳が違う!!
スーイスイ♪

午後7時30分頃。
近代的ワープでスイスイと徳島へ到着した後、少しばかり徳島市内の渋滞にもまれながら友達の家に無事到着

待ち構えていた友達と宴会をはじめ、ワイワイと過ごす。
ここ2日間はほとんど一人で過ごしていたもんだから、こうしてワイワイできるのはかなり楽しい
しっかり飲んで、しっかり話して、いつの間にか眠りにつく。

仲間ってやっぱりいいもんだな

3日目のデータ
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走行距離319.6km
宿泊地友人の家 (徳島市) : 0円
入った温泉ナシ
使ったお金5257円 高速代含 (給油2回)


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